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サカナクションのライブ「SAKANAQUARIUM2014 SAKANATRIBE」に行ってきました!

初めてのサカナクション。



以下、備忘録として(レポではなく完璧に自分用です)


サカナクションのファン歴はまだ1年半ほど。ライブの感想の前にまず出逢いを…



そもそもサカナクションを聴くきっかけとなったのは、「バッハの旋律を夜に聴いたせいです」でした。ここ数年は新たなアーティストを開拓しようとする気もなく、自分の中のフェイバリットだけで満足している日々でした。特に邦楽は。



それがたまに行くTSUTAYAでやたらサカナクションをプッシュしていたのが目にとまり、少し気になっていました。また岡村ちゃん好きの友人もたしかサカナクションけっこう好きと言っていたのを思い出し、1枚借りてみよっかなとコーナーに行くと、バッハがタイトルの曲があるじゃないですか。クラシック好きで特にバッハが大好きなので急に興味がわき、早速その曲が入っている「DocumentaLy」を借りてみました。初めて聴いた感想は、え、打ち込み系?!。バッハとかだし勝手な想像で星野源チックなアコースティックだとばかり思っていました(ヴォーカル(山口一郎さん)が星野源さんの友人と知っていたので)。なのでギャップが激しすぎて最初はちょっと違和感がありました。(勝手な想像のギャップですが[E:sweat02])それでも何度か聴いてるうちに不思議な病みつき感があり、気がつけばアイデンティティが大好きになっていました。



つい最近まではアルバムをチェックして曲を聴いているだけで満足していました。が、昨年末の紅白を偶然見て(クドカン目的でたまたま見ていた)サカナクションが出ていてビックリ!ああいう番組に出るイメージがなかったので驚きながら「ミュージック」を見てました。うわっ、初めて演奏シーン見たけどドキドキする。で、あの「紅白歌合せーん!」の声とともに立ち姿からバンドシーンに変わった瞬間、トリハダが立ちました。うわ〜、これライブ行かなきゃ![E:dash]



ということで元日から調べたら、なんと年明け早々にライブツアーがあるじゃないですか!しかもえ?!Zepp?! 正直サカナクションほどビッグなアーティストがZepp規模のライブハウスでやるなんて思ってもみなかったのでもの凄くビックリかつ興奮しました[E:dash]



ということでなんとかチケットを捻出し初日1月23日のZepp Tokyoのライブに行ってきました。2度目の東京テレポート駅。前回の岡村ちゃんのライブ以来です。その時はDiver Cityのほうだったので逆側です。



到着は18時半すぎ。上の写真がそうです。ちょうどC番台が呼ばれていました。このシステムが苦手なんだよな〜。外もでしたが中ももんの凄い人!そして熱気。たくさんの花輪の写真を撮りたかったのですがとてもとる気になれないほどの人、人、人で断念。とりあえずワンコインのビールをゲットし、2階席へ。










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そう、席は2階席。というか2階席じゃなきゃ無理(笑)。階下はギュウギュウの人の渦、それを見るだけで人混み苦手な私は人酔いしてしまいました。



ちなみに席は前から2列目で若干右寄り。でもこれはほぼ真ん中といっていいと思います。ヒジョーにいい席です。でもDiver Cityの2階席よりは距離を感じます。やっぱりこっちのほうが大きいのかな。前方スクリーンにはお洒落な映像が音楽とともに流れていました。






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ということで人酔いしながら飲んだ生ビール(笑)



これから始まるライブがどんな感じなのかと思うと緊張してしまいあまりビールがすすみませんでした(苦笑)。まじめに体調に変化が出るほど緊張してました(笑)。



以下、ようやく感想



開演は10分押しくらい。オープニングはあれ?聴いたことあるな、と思ったら「サンプル」という昔のアルバムからの曲。すごくいい!もうこの瞬間から心を鷲掴みされ、さっそく立とうと思ったら、ええ?!周り誰も立たない!ウソでしょー、と思いながら座っていました。後で一郎さんのMCで知りましたが、この日はテレビ関係者が大勢来ていたそうで、おそらく最前列は間違いなくそのお方たち。。。でも2列目は私が見る限りファンの方たちだと思われ、なんで立たないんだ?!と思わず左右、後ろを確認してしまいましいた。でその次に大好きなアルクアラウンドが…。



もうしばらく拷問でした。こんなに踊れる曲で立たない、というか立てないなんて…。そう、私めちゃくちゃ小心者なんです。私が立ったらそれから後ろの人たちが見えない…。まあ立ったら後ろも立つんだろうけどでも…、と気になり、哀しいかなしばらくライブに集中できませんでした[E:crying]。そうこうしているうちに曲はセントレイ、表参道26時など踊れる曲のオンパレード。頭の中は、最後まで座り続けるなんて絶対できない!でも私だけ立つことも…と葛藤ぐるぐるぐる。ああ、こうしているうちに曲はどんどん進んでいく…と焦りが。階下を見るとみんな一体になって踊っていて、もの凄く羨ましくなりました。



前半のノリのいい曲からおとなしめの曲が続き、何とか座っていられましたが、それでもああ立ちたい…と思いながら新曲の「ユリイカ」をすごく素敵なメロディだな〜と思いながら聴いていました。



で、次の瞬間バッハのイントロが!ああ私が初めてサカナクションに出逢ったバッハが!これはもう座ってるの無理、と思った矢先、一郎さんが「踊ろうよ」って言ったのです。この瞬間、胸がギュッとして、気づけば立ってました。もう後ろの人、ごめん、と思いながら(笑)。



私の周囲はしばらく立ってるのは私だけで目立ってましたが、数曲後にうしろをふりむくと、かなりの人たちが立って踊っていてホっとしたし嬉しかった!ほんとこの曲たちで踊らないなんてウソでしょう!それからはもう踊りまくりました。もの凄く気持ちよかったです。特に夜の踊り子〜アイデンティティは頭空っぽでした。



一度立ってしまえばこの席は最高でした。一郎さんは基本あまり動かなくて目線もまっすぐなので、なんだかずっとこっちを見ているようで幸せでした(笑)



立つ立たないの話が全面にきてしまいましたが今回よかったなと思ったのは、まっさらでこのライブに臨めたこと。というのも「DocumentaLy」以外のアルバムを聴いたのは実はつい最近のことで、ましてや最新アルバム「sakanaction」に至ってはレンタル解禁以後(爆)。ですから紅白の曲はなんで「ミュージック」だったんろう?と素朴に思っていました。



なので私にとってはほとんどが新しい曲であり、いわゆる鉄板的なものを知らなかったので、新旧折り混ざった今回のセットリストがもの凄く面白く感じました。Kleeとか流星とかへえ〜!ここで入れてきたんだとか思ったりして。





個人的によかったのは、冒頭のサンプル、ユリイカ、シーラカンスと僕、エンドレス、Aoi、グッドバイ。もちろんみんなよかったんですけどね!特に「シーラカンスと僕」はなんかグッドバイに通じる切なさを感じてすごく好きなんです。もの凄く胸に滲みます。レーザーの演出も相まって、なんか泣くのを通りこして呆然としてしまいました。



「グッドバイ」は、ああ、この人(一郎さん)なんて幸せそうなんだろうって唄ってる姿を見て思いました。今を生きてるってエネルギーがバンバンで切なくなりました。後で知ったのですがこの曲が出来るまでに壮絶な苦しみがあったんですね。ライブ後に遅ればせながらいろいろなメディアをチェックして知りました。。でもそういう気持ちってやっぱりちゃんと伝わるもんなんだなぁ。。



アンコールはクラブミュージックのようなのがめちゃくちゃよかった!最高!あれでまた踊りたいっ!その後ミュージック、Aoiと盛り上がりまくり、ラストはそのグッドバイでした。



今回何の予備知識もなく急に初めてライブに参戦したのですが、音だけじゃなく光の演出がすばらしくて感動しました。ライブそのものが一つの芸術作品というか。。これだけのクオリティのものを毎年[E:sign02]すごすぎます…。



MCも楽しかったな。これからのライブの展望(アイディア?)を語っていたのですが、聞くだけでエキサイティングな内容でした。託児付きのライブ、小さい子を持つファンとして是非とも実現してほしいです[E:dash]






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終わったあとはすごすぎて自分の中で消化しきれず過呼吸気味に…。終演後の会場は開演前よりさらなる熱気に包まれていました。




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冷たい風が上気した身体に気持ちいい。高い観覧車を見上げました。




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余韻に浸りまくりの日々です。これは会場でいただいたサカナクションのBookMarker(しおり)。本好きなので嬉しいです。大切に使います。

追加で決定したTOKYO DOME CITY HALL(そんなのあったんだ)、絶対行きます。



ちなみに今回の教訓:よすぎる席は逆によくない(笑)



●セットリスト(1月23日)



1.サンプル



2.アルクアラウンド



3.セントレイ



4.表参道26時



5.Klee



6.哀愁トレイン



7.エンドレス



8.シーラカンスと僕



9.流星



10.ユリイカ



11.『バッハの旋律を夜に聴いたせいです。』



12.インナーワールド



13.三日月サンセット



14.モノクロトウキョー



15.夜の踊り子



16.アイデンティティ



17.ルーキー

<アンコール>



18.Ame(B)



19.ミュージック



20.Aoi



<MC>



21.グッドバイ