荻窪にある『吉田カレー』にお邪魔してきました。
以前からお店の存在は知っていたのですが、欧風寄りのカレーというイメージがあり、欧風はそれほど食指がわかないのでスルーしていました。でも最近みたサラっとしたルーの写真が美味しそうだったので、訪問してみることにしたのでした。
場所は荻窪駅の北口を出た大通り沿いなので分かり易い…といえばそうでもないかも(笑)というのも、ここを知っていないとスルーしてまいそうなほど看板が小さくて控えめなのです。歩道に何も書かれていない黒板が立っていて、一瞬やってない?!と焦りましたが(その理由は後ほど)、このようにオープンの看板がかかっていてホっとしました(苦笑)。お店は2Fにあります。
狭めの階段を上りきったところに、このようなボードが。
「しばらくの間、カウンターのみの営業となります」
とのこと。事前にカウンターとテーブル席があるのは知っていたのですが、なるほど了解です、何か事情があるのかしら。
訪れた時間は13時ちょっと前。いつもならオープンしてすぐ訪問のことが多いんですが、この日は午前中に用事があったので。
果たしてテーブル席を除いたカウンター席は6席くらい?しかなくて、すでに4席埋まっていたので、空いていたすぐ側のレジ横の席に座ることにしました。
ちなみに窓側がテーブル席。それを遮るかのようにイスが置かれていました。これは満席のとき用のウェティングのイスみたいです。
さてこちらのメニューは、まずカレーを甘口か辛口選び(甘/辛MIXも可)、あとは豊富なトッピングで自分仕様のカレーにするスタイル。この日はお店イチオシというキーマのトッピングと決めていたのでそれにして、他には薬味をお願いしました。カレーはMIXが人気のようですが、辛いの好きなのであえて辛口で。それとご飯の量が300g(650円)、200g(600円)と選べるようになっているので、200gでそれよりも若干少なめで、とお願いしました。
あと、カレーのメニューとは別にサイドメニューとして濃厚ポテトサラダというものがあり、ポテトサラダ好きとしては絶対避けて通れない!(笑)とこちらもオーダー。嬉しいことにハーフサイズがあったのでそれにしました♪
カレーの前にまずは濃厚ポテトサラダが運ばれてきました。
一瞬カボチャサラダのような体ですが、この色なのは複数のジャガイモをブレンドしているからだと思われます。
いただくと、濃厚というよりは甘い、という印象。もちろんいい甘みですが。そうだなあ〜、スイートポテトの甘くない版?みたいな(笑)
ジャガイモというよりはサツマイモ、かわかりませんが、その味が強く出ているような印象を受けました。下にある葉野菜や、上にのっている紫玉ねぎやフライドオニオン、さらにかかっているクリーミーなドレッシングと合わせて食べると絶妙な味わいになるように、計算されている気がしました。
ゆっくりポテサラをいただいていると、メインのカレーの登場です!
「カレー(辛口/200g(さらに少なめにオーダー)) トッピング:キーマ/薬味」
お値段はカレー200gが600円、トッピングのキーマが250円、薬味がいくらだったかなあ〜、失念[E:sweat02]すみません。あとライスの量、200gより少なめとオーダーしたせいか、店主さんが炊飯器でよそいながら、このくらいですか?と訊いて下さいました。その最初の盛りは多かったので、もうちょっと少なめに、と伝え、また訊いてくださり、OKを出しました(笑)。いつも思ってたのは、オリジナルカレーのお店はライスの量が多いということ。残すのが申し訳ないなーと思うわたしとしては、こうやって訊いてくださるのがとても助かるのでした。
さて、ご飯の上にのってるのが、トッピングのキーマ
このお店でのキーマとは、豚挽肉の甘みそ卵黄のせ、と説明あり。で、この卵黄が+50円で温泉卵に変更できるとあったので、店主さんにどっちがオススメか訊ねたところ、「その人のお好みなので…」と(笑)。HPにもシャイとありましたが、本当にそのようで(笑)
で、サイドにさり気なくあるこの福神漬けがなかなかの名脇役でした。
というよりこのカレーに合っていたという表現のほうがぴったりくるかな。全体をヒジョーにいい感じにまとめていました。
薬味のトッピングは正解でした!このカレーにピッタリ!ってまだカレーの感想書いてなかった(笑)
カレーは一口食べたとき、まず、すごくフルーツの味を感じました。その後にスパイス。辛さは最初より、後からくる辛さ。しかもかなり後から(笑)。帰りの電車や帰宅してからもかなり長い時間持続してました(笑)。どこかで食べたカレーに似ている気がするなーと思って考えていたら、あ!そうだ!、あれ、ずっと前に食べた、千疋屋のマンゴーカレー!ベースはそれに似てると思いました。それに複数のスパイスを足したような。あとは辛口にしたのでこっちのほうが全然辛いですが。とにかくやっぱりフルーツなんだと思います、吉田カレーの旨味は。
ご飯は固めに炊かれた日本米でうまし♪
ルーは想像していたよりもドロっとしていました。もっとサラっとしているかと思ったのですが。って後で店主さんのTwitterを拝見したところ、なんと、サラっとしたカレーの日とドロっとしたカレーの日とその日によって作りが違うとあるではないですか!!で、わたしの訪問した日はドロッとした日と記述が…。こ…これは、再訪せねば!!サラサラ好きなわたしとしては何としても再訪せねば(笑)Twitter、読んでよかった…(笑)
お店イチオシのキーマはわたしには若干甘すぎてあまり好みではなかったので、次回は別のトッピングをしてみようかと思います。
あと、この先がくねっと曲がっているスプーン!前回の本石亭でお目にかかって以来!けっこう使っているお店多いんでしょうか??
そうそう、行きの階段をのぼりきったところに、こんな貼り紙がしてあったのですが、赤文字は限定トッピング、「塩鶏」とあって、キーマと決めてたので気にとめずスルーしたのですが、つぶやきによると塩鶏はとても気まぐれにしかやらない美味でレアなトッピングらしく、ううあー!これにしとけばよかったー!と、ちょっぴり後悔しました(笑)
またその上に黒文字で書いてあるのも、その場では読まずにスルー。で、ブログにするときに確認してみたら、これまた凄いことが書いてありました(笑)。あえて内容は書きませんが、店主さん独特のユーモアを感じる内容となっておりました[E:coldsweats01]
独特のユーモアといえば、ヒントとしてカレーを食べている間、店内を観察していたのですが、わたしの席の側のドアの扉に「社長室」とあり、その下にまた貼り紙で(笑)、「社長室にご用の際は、店主にひと声おかけ下さい…」的なことが書かれていて、えー?何これー?と思って数分後、あ!もしかしてトイレのこと!?と思い至ったわたしはかなりの鈍ちんです(笑)。後から知りましたがほんとにトイレみたいです[E:coldsweats01]
ごちそうさまでした!とお店の階段を降りきったところに、行きでは気づかなかった昇り龍のディスプレイがありました。店主さん、ヤル気ですね?(笑)
お店の看板を裏からみたら英語表記。このあたりにも店主さんのセンスが見え隠れしている気がします。
『吉田カレー』、まるで知られたくないかのように、とても小さな看板ですので見過ごしにお気をつけください。ちょっと前までは、何も書いていない黒板に「600円カレー」とあったみたいですが、最近は消されたそう(でも黒板はそのままあるという…)。これもユーモアなんでしょうか…。
店主さんお一人で頑張っておられるステキなお店です。バナナジュースという、あまりカレー屋さんでは見られないドリンクメニューもたのんでいるヒトが多く、気になりました。店内は狭いながらもひっきりなしに来るお客さんに常連さんもいる人気店のほどが伺えます。
個人的にはインド、というより、欧風カレーが好きな方に、オススメしたいお店です。