秋になるとおいしい和食が食べたくなります(もう冬ですが)
ということで渋谷にある居酒屋の名店、並木橋なかむらに友人と行ってきました。
10月の平日18時に予約して伺いました。予約したのは2週間前くらいだったかな?
お店は大通りの細い横道を入ったところ。店舗は2F。ひっそりと階段手前に店の看板が小さく灯っていますのでそれが目印になると思います。
2Fにあがると、奥行きがある広い外廊下
左手前の大きな壺の前に、営業中の札が立っています。
こちらがお店の入口。重厚感のある扉がお出迎え!期待が高まります。
予約してある旨を伝え、カウンター席に案内していただきました。
個室もありますがカウンターメインのお店。奥行きのある広々としたカウンターはとても好きなタイプ[E:shine]
目線の延長上が、ジャスト厨房。いろいろな工程が見られるのがたまらないです[E:heart04]
厨房も余裕のある造りになっていて従業員も作業がしやすそう。
まずは生ビールを飲みながら、じっくりメニューを検討
お通しはきのこのすまし汁的なもの。
三つ葉が浮かぶお椀のスタートは割烹のよう。
箸置きは和を感じさせる金色が上品でセンスの良さが光ります。
メニュー
神無月と書いてあるのが渋い。そういえば神無月の意味を最近知りました。
さて何を食べようか。メニューからまずは双方好物のメンチカツ、ポテトサラダをたのむことに。あとはオススメを店員さんに聞きながら注文することにしました。
まずは枝豆好きなので、茶豆の山椒浸し。
大好きな枝豆とこれまた大好きな山椒とのコラボ。これはたのまずにはいられません。
じんわりおいしい。
山椒は見た目の存在感とは裏腹に、かなり控えめな味わい。山椒が苦手でもおいしくいただけると思います。
続いて店員さんにオススメを訪ねて即答だった、お刺身。お刺身に力が入っているようです。初訪問なのでのっかることにして、5点盛り合わせをお願いしました。
魚はなんだったかな(笑)、たしか手前が真鯛、奥が鰤、その隣がカマス、右がタコ(だぶん)。
うまい。それぞれ産地も記されていました。魚によっては塩やかぼすを絞っていただきます。カマスは軽く炙ってありました。これは日本酒にいくしかありませんね(笑)。
ということでさすが日本酒がウリのひとつ、ラインナップが豊富。これはほんの一部。で、中でも目をひいたのが萩の鶴 メガネ専用。メガネ専用?!
ちょうど隣の女性客2人がそれをたのんでいたので見ると、ラベルもメガネ(笑)。店員さんに尋ねると、造り手が全員メガネをかけていたためそういうネーミングにしたとのこと(冗談みたいなホントの話らしいです)。で、なかむらではメガネをかけているお客には100円引きで提供するサービスをしていました。ものの見事にお隣の女性たちはメガネをかけていていましたが、対してわたしたちは両方ともノーメガネ。サービスがないので見送りました(笑)。でもちょっと飲んでみたかったな。
日本酒はいろいろたのみましたが何たのんだか忘れたのでお猪口の写真を(笑)
お猪口にお店の名前が。
酒器も和の装い。ちなみにすべて冷酒でいただきました。
取り皿の絵柄もそれぞれ違っていて、楽しい。
そしてメンチカツの登場〜。
本当はメンチ2個にしようとしたのですが、コロッケもあるとのことで、わたしはコロッケ大好きなので(メンチも大好きですが)お店の提案もあり、1個ずつたのんでカットでシェアすることにしました。
おお、おいしい!これが断面なのですが、玉ねぎのカットがかなり大きいのがお分かりいただけるでしょうか。みっつりめなお肉に大胆なカットの玉ねぎ。いままで食べたことがないタイプのメンチカツです[E:heart04]
こちらは昔からのコロッケ(そういうメニュー名)。写りがイマイチですが、おいしい[E:catface]味はねっとりタイプ、じゃがいもの風味が濃く、おいしい[E:catface]
メンチカツは味がついているのでそのままで、コロッケにはソースが付いてきました。
コロッケとソースは鉄板ですよね!
続いてわたしの大好物、あったら必ずたのむポテトサラダ♪
高さのある盛りが見た目麗しい[E:shine]
トップには粒マスタード、その上にカイワレ大根
これまたシンプルな味わい。じゃがいもを食べていますというくらいど直球のじゃがいも味。素材へのこだわりでしょうか。味に変化をつけたいときはトップのマスタードで、という感じ。これこそまさに、大人のポテトサラダ
続いてわたしがオーダー、本日のおすすめから海老とセロリの柚子胡椒和え
うまい!
茹でた海老とセロリ。相性が良さそうなのは何となくわかって注文したのですが、これは期待以上[E:heart04]
よくみると、刻み昆布とも和えてある。これが味のつなぎだな。
続いてこれも予習していて食べたかったチーズたたみ鰯
メニューでは珍味に分類されていましたが、珍味かなあ、これ。
うまー。想像していた味とぴったり[E:shine]日本酒に合うのはもちろんこれは絶対ワインにもいける[E:wine]ということで、グラスワインをたのみました。
続いてまたわたしのリクエストから、揚げじゃこ丘ひじき葱豆腐
あー、これまたすごく美味[E:catface]終盤のこのお腹具合で美味しいと思わせる。さすが人気店だけあるな、すごいです。
上から見た図
このオイリーなドレッシング?が絶妙に日本酒と合いました!
そして最後は〆に秋刀魚と松茸土鍋ご飯
ご飯ものは定番人気の棒寿司もありましたが、秋刀魚と松茸土鍋ご飯があれば、季節柄たのまないわけにはいかないでしょう。お店からもオススメとのことでこちらにしました。
中心の秋刀魚のまわりに惜しみなく分厚くスライスされた松茸が[E:shine]
それぞれお椀によそっていただきました。
お好みでどうぞ、と海苔が。良いですねえ。
お漬物。ちゃんとしたお店のお漬物ってはずれがありませんよね。美味しい。
秋刀魚と松茸。この組み合わせが美味しくないはずがありません。
茗荷などの薬味も効いていて、さっぱりといただけました。
お味噌汁は赤出汁。こちらも満足のお味。
お腹具合を予測してか店員さんから土鍋ご飯の提供時に、お包みしましょうか、と言われたので、お願いしました。
ここでスイーツ好きの友人に尋ねたところ、お腹がいっぱいすぎて今回は別になしでも良いと言われたのですが、次がいつになるかわからないので2人でシェアということでいくつかある中から、栗最中アイスクリームをわたしがチョイス。するとこんな可愛らしいビジュアルで登場[E:shine]ああたのんで良かった(笑)
シェル型最中の横にはフルーツ(キウイとイチヂク)。生クリームもそそります。
さて、お味は、、
うまーい!
このデザートほんとたのんで良かった[E:happy02]。ほどよい栗味のアイスクリームに甘くない生クリーム(甘くない生クリームがすごく好き)が絶妙[E:heart04]
最後はほうじ茶。ほっとします。
なかむら、さすが名店、とても良いお店でした。
同じく渋谷で和食系の居酒屋といえば高太郎があがりますが、高太郎はとにかく予約が困難。対してなかむらはキャパが大きいのもあるのか予約もわりにすんなりで、何よりメニューの豊富さにシビれました。季節を変えても変えなくても、すぐに次回訪れたい魅力があります。渋谷でおぼえておくととても便利な1軒ともいえるでしょう。オススメです[E:good]