スープカレーで超有名なお店『マジックスパイス』に今更ながら虜となってしまったわたくしです。
マジックスパイス、略して「マジスパ」の存在はだいぶ前から知っていたのですが、下北沢には魅力的なカレーのお店がたくさんあり、ついつい後回しになっていました。そして、後回しにしたことを後悔するほど、そのお味はめちゃくちゃマジックなのでした[E:dash]
初めて訪れたのは今年の4月、小雨の降る肌寒い平日の午後でした。大人計画のお芝居「ウェルカム・ニッポン」のマチネの前にランチで利用することにしたのでした。
地図を見ながらお店に到着、そのド派手な外観に度肝を抜かれましたが、ひるまずに店内へ。入り口もこんな感じで異国情緒漂うな怪しい雰囲気。
店内は全体的に赤っぽい照明でライトアップされていました。店内に入る手前にはお店の味が手軽に味わえるレトルト食品が陳列されていて、その反対側にはエスニック雑貨を売るお店も併設されていました。
13時を過ぎていたせいか、待ち人はおらず、すぐに店内へと案内されました。
私たちが案内されたテーブルは縦長のお店の真ん中らへん。
他のお客さんとの仕切りにこういう簾や
こういう簾がかかっていて、軽い個室感を味わえます。
テーブルを見ると、手書きのポップなメニューが賑やかです。
カトラリーもエスニック調な布で巻かれていてエキゾチックな雰囲気です。
テーブルには3種類の調味料がありました。
左は唐辛子、右はなんだったか忘れてしまいました、ごめんなさい。
こちらはタイでもおなじみのプリッキーヌ(青唐辛子)入りの酢
でもさほど辛くはありませんでした。
まずはお水が運ばれてきました。これまたポップなグラスで登場!
このチープな感じがたまらない!がぜん興奮してきました(笑)
とにかくメニューが面白くて注文するのは決まっていたのにいろいろ見て目移りしてしまいます。
トッピングも豊富なのが悩み、でも楽しい(笑)。
そう、注文すると決めていたのは「チキン」を「涅槃」で。
トッピングには煮玉子をつけてみることに。
「涅槃」とは、このお店での辛さレベルの用語のこと。辛さの順番は下から、覚醒→瞑想→悶絶→涅槃→極楽→天空→虚空、となっています。私はちょうど真ん中をたのんだということです。この悶絶と涅槃で辛さというか味の深みがグっと変わってくる、という意見をきいたことがあったので、ではその涅槃から責めてみようではないか、と思ったのでした。
一緒に来ていたオットは「シーフード」で辛さは同じく「涅槃」、トッピングにマジックマッシュルームというお店のオススメのキノコを注文
まあ、とりあえずはビールです(笑)
そしてきましたよ〜、私の「チキン/涅槃」です〜!
写真じゃわかりづらいかもしれませんが、かなり大きな器で丼サイズです。
スープがたっぷり!
トップには春雨を揚げたのが彩りを添えています。
トッピングの煮玉子
黄身がいい具合に半熟で味が染みていて美味しい〜[E:heart04]
ピンボケ写真ですいませんが、なぜかパイナップルがありました。
おそらく缶詰の。合うのでしょうか?これはよくわかりませんでした。
スープの色は玉ねぎを飴色に炒めたときのような濃い茶色
よくわからないけどスパイスだとか何かいろいろ浮いてます(笑)。
スープに入っている野菜の量もハンパじゃない。
ナスや名前のわからない葉もの野菜、でもそのどれもがすごく美味しい!
そして存在感のあるチキンがゴロリ[E:heart04]
お肉は謳い文句どおり、ホロホロと柔らかくジューシィ
そして肝心のカレースープのお味はというと〜
激・うまーーーーー!!
なんといえばいいんでしょうか、ともかくこれはカレーではなくスープだ!と思いました。そしてどんなジャンルにも当てはまらない唯一無二のスープの味。病みつき度数99%以上。食べはじめたら止まらなくてどんどんイっちゃいます[E:dash]辛さは「涅槃」で自分的にど真ん中だったので満足でした。これより辛いとその後のお芝居に影響がでたかもしれません(笑)。とにかくいままで経験のない味と美味しさでした。
ちなみにライスはターメリックライス
モチモチしていてこのスープカレーにすごくよく合います☆
そしてこちらがオットのたのんだ「シーフード/涅槃」です。
うわーお、これまたすごい具満載の丼!
このトッピングのマジックマッシュルーム!すごい外観!
見た感じ、木に生えてたら超ヤバそうな感じのキノコです(笑)
でもこれが激ウマ!すごい弾力のある食感でうまいうまい!もしかしてキノコの中でいちばん好きかもしれない[E:dash]
それにしてもオットのシーフードは私のチキンとはだいぶ見た目も違いますが、味もまったく異なるものでした。
大きなエビがゴロゴロあるので甲殻類特有の出汁がスープに溶け込み、それはもはやカレーというよりブイヤベースに近い感じ。美味しいんです、美味しいんですけどこれは果たしてカレーだろうか?自分のチキンでさえその疑問が頭をもたげたのですが、このシーフードはさらにその上をいくものでした。でもね…
ウマイんですよ、これも。
このスープ、最後まで飲み干さないことができようか、いいやできまい、
という二重否定使っちゃうくらいウマイです(ワケわかりませんが)。でも個人的には自分がたのんだチキンのほうが好みでした。でもこんなに独自に美味しいと、この他にあるビーフやポークもどんな味なのかめちゃくちゃ気になります。
トイレに行きたくなってトイレに向かうと、こんな迫力ある象さんがお出迎えしてくれました。
女子トイレ
のなかもこんな具合にエキゾチックな演出がなされていました。
しかしやっぱり象さん、ちょっと怖い?でもよく見ると少し愛嬌があるような?
マジックスパイス、この日から私はすっかりあなたの虜となってしまいました。どうしたらあなたに会えるだろうと、日々予定が入るたびに絡めることができないか、そればかり考えてしまう私はもう、あなたの奴隷です。
次回は松尾スズキのひとり芝居がスズナリであるので(マジスパはスズナリのすぐ近く)その時は絶対に会おうね!そんな狂った感じの今日この頃なのでした。